日本におけるConTech(建設テック)関連のニュース 2020年1-3月分をまとめております。
2020年3月
三井住友建設がコンクリート打設システム「自動 de 覆工」を実現場で初適用(Link)
三井住友建設は、岐阜工業と共同開発した覆工コンクリート打設システムSMC-Tunnelingシリーズ「自動 de 覆工」の展開を本格。 自動 de 覆工は、セントル(移動式型枠)のスキンプレート表面に打設中のコンクリートの高さを検知するセンサーを50センチ間隔で設置し、あらかじめ設定した高さに到達すると情報が制御盤に伝達され、所定の位置に設置されたコンクリート圧送配管に自動で切り替わるシステム。
2020年2月
オープンハウスがAI/RPAで2.5万時間を削減 (Link)
オープンハウスは不動産業務にAIやRPA(Robotics Process Automation)を採り入れ、年間2万5700時間の工数削減に成功している。AIの効果的な導入事例の一例としては、2018年から研究を進めてきた「宅地の自動区割りシステム」、RPAとして仲介業務の効率化として「物件資料自動作成」と「全自動帯替えシステム」を開発。
2020年1月
200社以上の建材や住宅設備を網羅した無料のWebショールーム(Link)
福井コンピュータアーキテクトは、工務店の営業担当者や戸建て住宅の施主向けに、建材・住宅機器・インテリア製品が一堂にそろい、3Dで体験できるサイト「3Dカタログ.com」を開設
段差・雨天に対応した多機能巡視点検ロボ「SP01」が登場(Link)
正興電機製作所は巡視点検ロボット「SP01(中国の協力メーカーが開発した製品)」を「2019国際ロボット展」に展示した。SP01は2Dレーザーナビゲーションシステムを搭載した多機能巡視点検ロボットで、雨天や荒れた路面でも点検を行える。取り付けられた2Dレーザーセンサーで周辺環境をマッピングし、指定のルートを自律走行するため、GPSは不要。点検内容、時間、頻度などを設定すると、自動でメンテナンス作業を進める。施設内に設置された機器のメーターの写真と動画を定時・定点で撮り、自動で記録・判断し、その値が異常値の場合は警報を鳴らせる。
大成建設が現場の計測ニーズに合わせたメジャーを開発(Link)
大成建設は、新潟精機と共同で、建設工事での計測作業に適した小型・最軽量の汎用型スチールメジャー「くるくるメジャー」を開発した。建設現場ではの持ち運びには重い、鉄筋固定できないため計測時に視認性がわるいというニーズにたして、従来の3分の1の重さで値段も5分の1という軽量なメジャーを開発した。